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秋になると、父のことをたくさん思い出します。
あまり語らなかったけど、父は子供の時、孤独だったんだと思う。家族で過ごすとき、わたしたちにお父さんと呼ばれるとき、とても嬉しそうだった。

そんなに大変な人生を選ばなくたっていいんじゃないかって、踊ることに生真面目なところがあるわたしを、笑いながら気遣ってくれた。

家族で撮った父との写真をまだ見ることが出来ないでいます。もう、この瞬間は訪れないことを受け止められないんだと思う。

どんなときでも、愛することを愛されることを諦めなかった父が、大好きだった。強くて大きくて、急にいなくなるなんて思わなかった。

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